旧ロシア領事館 市営バス「幸坂」で下車、山に向かって10分ほど登った辺りにあり、木骨レンガ造りで、2階は漆喰をハーフチンバー風に飾って鮮やかなコントラストを見せています。初代ロシア領事ゴスケウィッチは、安政5年(1858)に着任しましたが、この建物は明治41年(1908)に建てられました。昭和19年、最後の領事が本国に引き揚げるまでロシア領事館として機能していました。
1階ベランダからは港に出入りする船がよく見えるので、戦時中は官憲が神経をとがらせ、海側に高い塀をめぐらすなど、つねにチェックされていたいわくつきの建物だったといいます。昭和40年から函館市「道南青年の家」として宿泊・研修施設として利用されるようになりました。
地図 |
住所 | 北海道函館市船見町17-3 |
備考 | ※現在は外観見学のみ可能です。 |