市電谷地頭下車、函館山に向かって坂を登り、ベイサイド病院方向に左手へ道なりに登って行くとすぐ、両側が墓地の細い道が現われます。谷地頭電停から立待岬までは徒歩約20分。途中、左手に啄木一族の墓があり、「東海の小島の磯の・・・」の歌が刻まれ、啄木の良き理解者であった宮崎郁雨の歌碑が隣りに並んでいます。
立待岬の突端へ進む左側の岩には与謝野寛・晶子夫妻歌碑がはめ込まれ、夫妻が昭和6年来函した折の歌を刻んでいます。岬の断崖の上からは前方遙かに太平洋の水平線、下北半島の山脈が望まれ、左に目を転ずれば、啄木が愛した大森浜に打ち寄せる白い波頭が見えます。
地図 |
住所 | 北海道函館市住吉町16先 |