北海道駒ヶ岳噴火
平成12年(2000年)9月28日(木曜日)
【
最新の情報(七飯町)】
平成12年(2000年) 9月 29日(金)
〜火山観測情報第18号 平成12年9月29日06時10分 札幌管区気象台発表〜
北海道駒ヶ岳の火山活動状況についてお知らせします
(平成12年9月28日15時05分発表、臨時火山情報第4号関連)。
杜測候所が行った遠望観測によると、05時現在、噴煙の色は白色、高さは火口上
60メートルで流れる方向は不明でしたが、06時の観測では噴煙は観測されませんでした。
気象庁A点(昭和4年火口の西南西約4キロメートル)の地震計では、噴火時以降、
火山性微動は観測されていません。噴火後の火山性地震は29日06時までに1回
観測されています。
なお、本日、北海道消防防災ヘリコプターによる北海道防災会議火山専門員の
上空観測は予定どおり実施されます。
次の火山観測情報は29日09時30分頃発表の予定です。なお、火山活動に変化が
あった場合は、火山情報で随時お知らせします。
〜城岱牧場からの写真 平成12年9月29日06時 七飯町撮影〜
午前6時現在の城岱牧場からの写真です。
ご覧のように、噴煙は上がっておりませんでした。
午前6時現在の城岱牧場からの写真1 |
午前6時現在の城岱牧場からの写真2 |
平成12年(2000年) 9月 28日(木)
〜火山観測情報第17号 平成12年9月28日18時05分 札幌管区気象台発表〜
北海道駒ヶ岳の火山活動状況についてお知らせします
(平成12年9月28日15時05分発表、臨時火山情報第4号関連)。
気象台職員が行った現地調査によると、七飯町東大沼では道道43号線沿いに
幅約3qに渡って微量の火山灰が確認されたほか、七飯スキー場付近(昭和4年火口の
南南東約10キロメートル)でもごく微量の火山灰が確認されました。
気象庁A点(昭和4年火口の西南西約4キロメートル)の地震計では、噴火時以降、
火山性微動は観測されていません。噴火後の火山性地震は28日18時までに1回
観測されています。
噴煙の状況は雲のため確認できません。
なお、29日朝には、北海道消防防災ヘリコプターによる北海道防災会議火山専門委員の
上空観測が予定されています。
次の火山観測情報は29日06時頃発表の予定です。なお、火山活動に変化があった場合は、
火山情報で随時お知らせします。
〜火山観測情報第16号 平成12年9月28日16時50分 札幌管区気象台発表〜
北海道駒ヶ岳の火山活動状況についてお知らせします
(平成12年9月28日15時05分発表、臨時火山情報第4号関連)。
函館海洋気象台が行った聞き取り調査によると、現在までに七飯町東大沼以外で
降灰があったという情報はありません。
気象庁A点(昭和4年火口の西南西約4q)の地震計では、噴火時以降、火山性微動は
観測されていません。噴火後の火山性地震は28日16時までに1回観測されています。
噴煙の状況は雲のため確認できません。
28日15時頃の北海道駒ヶ岳の上空1500m付近の風は、北北西10メートル前後となっています。
なお、気象台職員が降灰状況について現地調査を行っています。調査の結果はわかり次第、
火山情報でお知らせします。
今後の火山活動に十分注意してください。
〜臨時火山情報第4号 平成12年9月28日15時05分 札幌管区気象台発表〜
北海道駒ヶ岳が噴火しました。
気象庁A点(昭和4年火口西南西約4q)の地震計で13時56分頃から約12分間
火山性微動が観測されました。微動の最大振幅は約1マイクロメートルで、9月4日の噴火時に
観測された微動振幅の3分の1程度です。
気象台職員が現地調査を行った結果、七飯町東大沼のユートピア大沼で少量の降灰を
確認しました。微動が観測された頃に噴火が発生したと推定されます。
その後、気象庁A点で火山性微動や地震増加は観測されていません。噴煙の状況は、
現在雲のため確認できません。
今後の火山活動に十分注意してください。
〜臨時火山情報第3号 平成12年9月28日14時35分 札幌管区気象台発表〜
気象庁A点(昭和4年火口の西南西約4q)の地震計で13時56分頃から約12分間、
火山性微動が観測されました。
14時25分頃七飯町役場から森測候所に入った連絡によると、ユートピア大沼で降灰が
あったとのことです。
以上のことから、北海道駒ヶ岳で噴火が発生した可能性があります。噴煙の状況は、
雲のため確認できません。現在、気象台職員が降灰確認のため現地調査を行っています。
調査の結果はわかり次第、火山情報でお知らせします。
今後の火山活動に十分注意してください。
[七飯町・駒ヶ岳火山活動情報 Index]