イグサ科 |
草本または稀に木本。
茎は直立し通常分枝しない。葉は線形、形、円筒形、
または鱗片状。花は両性、放射相称、風媒花、3数からなり、
花被片は6個、小さく2列に並ぶ。
雄ずいは3個または6個、葯は基部で花糸につく。花粉は4集粒。
子房は上位、1室または3室、柱頭は3個で糸状。胚珠は1〜多数あり
倒生で斜上する。萌果は胞背で裂開。種子は3〜多数、胚は直生で
澱粉質の胚乳の中にある。
世界に約8属300種あり、多くは湿地に生え、温帯、寒帯に多い。
虫媒花であるユリ科の祖先から風媒花に変ったもので、
さらにカヤツリグサ科などへ変る中間型であろう。