ジンチョウゲ科 |
木本またはまれに低木。
葉は互生または対生、単葉で托葉はない。
花は枝に頂生する頭状、穂状、または総状の花序につき、
両性、または単性で雌雄異株、通常放射相称。
がくは筒状で4〜5裂、裂片は覆瓦状にならぶ。
花弁はないかまたは鱗片状となる。雄ずいは2〜多数、
通常がく裂片と同数でこれと対生するか、または倍数。
花盤は環状、杯状または鱗片状、時に発達しない。
子房は上位、1〜2室。花柱は1個、子房の側面から生じ
柱頭は頭状。胚珠は各室に1個、倒生で室の頂から下垂する。
果実は裂開しない。種子は胚乳があるか、またはなく、杯は真直。
約40属、450種、世界に広く分布する。本科のものは一般に
靭皮繊維が長く、強靭で製紙原料とされるものが多い。